注意 株式会社方角では「社会側に障害のある者」を社会が真正面から見つめる必要がある、という文脈から、一貫して「障害者」と記載します。
チャプター1
5分だけインクルーシブな話。この番組は、障害のある社会をデザインで変える使命を持った方山れいこが、巷のダイバーシティ・インクルージョンにまつわる話題やニュースを取り上げ、自身の経験を交えてお話するチャンネルです。この放送は、耳でも目でも楽しんでいただけるよう、音声認識アプリYY Probeを使用して文字起こしを行ない公開しています。
チャプター2
今日のお話のテーマ。「silent」を見てますか?
ということでsilent。今フジテレビ系列で関東地方では木曜日の午後10時から11時まで放送しているドラマなんですけれども、これがすっごい人気になっていて。
主演が、川口春奈さんと、あとは目黒蓮さん。SnowManの目黒蓮さんですね。あとは、鈴鹿央士さんとか、そのあたりの若手の俳優さんたちが出ているドラマなんですけれども。
これがものすごい今人気ですよね。すごい社会現象みたいになっていて。
私は少し前から耳を聞こえない聞こえづらい方とお仕事する機会が多かったので、silentは始まる前から割と注目はしていたんですけれども、正直こんなに流行ると思ってなかったので(笑)、結構びっくりしてるっていうところが正直なところです。
あのドラマって、お話の脚本がすごくきちんと作られてるなぁというふうに思うんですけれども、例えば、今までも、耳の聞こえない聞こえづらい方をモチーフにしたドラマっていろいろあったと思うんですけれども、その背景というか、どういった障害なのか、障害の特性なのか、そういったところってあんまりわからずに描写されてきた部分があったと思うんですけれども。
今回はですね、主演の目黒蓮さん演じる想君は中途失聴っていう役で。
もともと聞こえていたんだけれど、18歳頃から難聴になった。でその後中途失聴になったっていう経緯を持っている役柄で、想くんのお友達の、あの夏帆さん演じる桃野奈々さん。奈々さんは生まれつき耳の聞こえない人。まあ、いわゆるろう者ですね。同じ耳が聞こえないと一言で言っても、その存在って実に多様なので、そういうところをうまく描き分けているっていう印象があります。
聞こえない人にあまり馴染みのない方ってどうしても、耳の聞こえない人はみんな手話を使うんだろうなとか、あとはそもそも生まれつき聞こえないっていうことと途中から聞こえなくなるっていうことの違いがあんまりピンとこなかったりとかしていたと思うんですけど、今回のsilentっていうドラマで、その存在が広く伝わっているのかなというふうには感じます。
やはりsilentの中で、UDトークだったりUD Castとか、実際にあるそういった聞こえない聞こえづらい方をサポートするサービスが出てきたりしていて、それで改めて、こういうことで困っているんだこういうことで悩んでいるんだっていうことをちゃんと描き出しているっていうところは、非常に評価ができるポイントだなぁというふうには思っています。まあ、評価できるポイントとか言うとすごい偉そうなんですけど(笑)。ま、そんな感じで、このドラマが存在することによって、 実に沢山の方が見ていることによって、また新たに世の中にそういった方々のことが広まるきっかけになってるんじゃないかなって思っています。
チャプター3
はい、そんなわけで今日は少しsilentのお話をさせていただきました。silentの話はこれからもちょくちょくしていこうと思っていますので、また随時聞いたり見たりしていただけるとうれしいです。方山れいこの放送これで今日は終わりにしたいと思います。フォローよろしくお願いします。ありがとうございます。